2002.6.23 関東選手権第1回戦 vs東京農業大学

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    6月23日(日)関東選手権第1回戦は東京学芸大学Gに於いて、東京農業大学との対戦でした。

     スターティングメンバー
    GK 1 中村 友彦   (4年 上溝高)
    DF ぁゞ極 健吾  (4年 成蹊高)
        3 高橋 徳真  (3年 清水東高)
       32 春日 大由  (3年 川越東高)
    MF 23 国府田 直昭 (3年 竹園高)
       36 高橋 英俊  (3年 石神井高)
       31 渡辺 浩輔  (3年 川和高)
       24 平山 毅   (3年 FC町田ユース・桐光学園高)
       33 斎藤 隆也  (3年 足立学園高)
    FW 9 松村 徹也  (3年 桐蔭学園高)
       11 中村 直樹  (3年 八千代松蔭高)
     得点経過
    52分 東農大 #18
    71分 東農大 #18
    85分 東農大 #11
    88分 東農大 #11
     交代
    61分 21 長崎 哲平 (3年 成蹊高)   >31 渡辺 浩輔
    77分 15 大橋 史裕 (4年 郁文館高)   >36 高橋 英俊

     柔らかめでやや荒れたグラウンドのせいか、キックオフからしばらくは両チームともに形らしい形をつくれず、蹴りあいとなった。最初にチャンスをつかんだのは成蹊。5分、左から抜け出した#11中村直からのクロスが中央に走りこんだ#9松村に送られたが、相手DFがCKへと逃れシュートには至らなかった。対する東農大は早くもグラウンドへの順応を見せ始め、6分、中盤のパス回しから左のオープンサイドに展開。これはオフサイドとなるが、攻撃のリズムが生まれ始めているようにみえた。その後も左サイドの東農大#7が積極的な動き出しで次々にボールを引き出し、そこを起点とした攻撃に度々ピンチを迎えていた。
     反撃を試みる成蹊は、相手のはやいアプローチと慣れない土のグラウンドにプレーのスピードを奪われ、中盤から前は前を向かせてさえもらえなかった。時折見せる#3高橋徳のロングフィードやオーバーラップがアクセントを加えてはいたものの、単発の印象は否めなかった。また、10分と13分に、攻守の起点となるプレイヤー#33斎藤が接触プレーで二度にわたり左肩を脱臼してしまい、いつものキレを失っていたことも大きな打撃だった。

     後半の立ち上がり52分、中盤のパスミスからあっさり先制を許してしまう。何とかゼロで折り返しただけに、苦手とする時間帯とはいえ、ここでの失点は悔やまれるものだった。
     この後、成蹊は開き直ったのか、積極的な攻撃の姿勢を見せ始め、むりやり流れを引き寄せにかかった。パスをとにかくシンプルに前へ前へと送り、前線の二人が徹底的に体を張ってキープし、両サイドやトップ下、ボランチの国府田までもがそのボールへと絡んでゆく。前半は失速気味だった#33斎藤も集中した動きを見せていた。また、ミスパスに対しても前の二人が最後まで追いまわし、二次攻撃につなげていた。58分、#9松村のポストプレーから右サイドを#11中村直がえぐって折り返し、ミドルレンジから#36高橋英がシュートを放つ。65分にも左サイドから、#24平山がドリブルで鮮やかな突破を見せ、相手選手の警告を誘発した。
     しかし、#21長崎を投入し、さらにたたみ掛けたいところでカウンターから71分、追加点を許してしまう。後が無い成蹊も75分、左サイドの#24平山がダイレクトの鋭いアーリークロスでチャンスをつくり出すなどしたが、再びカウンターから失点、0−3とされた。
     さらに88分には、中盤のボール回しから左サイドに展開、完全に崩してからのクロスボールを中央のFW#18が高い打点のヘディングであわせる、という理想的な攻撃で0−4とされた。それでも、成蹊も最後まで意地を見せ、90分には、スクランブル体制でトップ下の位置にいた#3高橋徳が右からのクロスで決定機をつくり出した。

     後半の猛攻は素晴らしく、大いに得点の期待ができるものだった。前述の通り、FWと中盤の5人の超攻撃的な姿勢が流れをむりやり引き寄せていた。その中でも#36高橋英とDF陣が冷静にバランスを取っていた。ただ、さすが関東リーグのチームというか、シュートが記録上58分の#36高橋英のたった1本だけだったように、結果としてこの攻撃を完全に受けきり、カウンターという形で倍以上にしてきっちりと返されてしまった。得点に結びついた2つの他にも再三みられたカウンターアタックは人数を割く上、ゴール前まで一気に迫るスピードを持ち合わせ、なおかつ必ずフィニッシュまで持ち込む完成度の高いものだった。正直見ていて楽しいほどに、スピードと威圧感のある鮮やかな速攻だった。守備面でも、ディフェンスラインの3枚が裏へのロビングをことごとく前で跳ね返し、#21長崎に仕事をさせなかった。

     攻めに出た結果の3失点は勇気の代償であって、何もせず0−1よりは、むしろ誇っていい結果だと思う。外から見ていた者としてはそうあって欲しかった。実際そういう風に戦ってくれた選手たちはかっこよかった。ただ、東農大は強かった。スキル、フィジカル、運動量、経験や引き出しの数、個人として、グループとして、全てが成蹊のそれを上回っていたように感じられた。それでも終了まで、あきらめている選手が見当らなかったこと(実際は知らないが表には出さなかった)、また、副将・中村直の「まだ上がいるっていうことは、まだ強くなれるっていうこと」という言葉のように、前向きな姿勢を失ってない以上、これから夏をこえてまだまだ強くなっていけると感じた。メンバー以外の人間も含めて全員で、今よりも上を目指して戦っていこうと思う。


     最後に、貴重な休日を費やして観戦にいらしてくださいましたOB・OGの皆様、本当に有難うございました。選手一同、最高の結果が得られますよういっそうの努力をして参ります故、これからも応援宜しくお願い致します。

    2002.5.5 関東選手権Aブロック決勝戦 vs帝京大学

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      5月5日(日)関東選手権予選Aブロック決勝は日体大Gに於いて、帝京大学との対戦でした。

       スターティングメンバー
      GK  1 中村 友彦 (4年 上溝高)
      DF  30 海老名 晃成 (3年 都立大付属高)
           3 高橋 徳真 (3年 清水東高)
          32 春日 大由 (3年 川越東高)
      MF 33 斎藤 隆也 (3年 足立学園高)
          36 高橋 英俊 (3年 石神井高)
          31 渡辺 浩輔 (3年 川和高)
          24 平山 毅  (3年 FC町田ユース)
          11 中村 直樹 (4年 八千代松蔭高)
      FW  9 松村 徹也 (3年 桐蔭学園高)
          21 長崎 哲平 (3年 成蹊高)
       得点経過
      16分  21 長崎 哲平
      47分   --帝京大--
      64分  24 平山 毅
       交代
      66分  10 上山 智亮 (1年 都立駒場高)  >11 中村 直樹
      76分  8 藤田 隆史 (4年 駿台学園高)  >31 渡辺 浩輔
      86分  26 安東 慎治 (3年 松江北高)    >21 長崎 哲平
       警告
      47分  31 渡辺 浩輔 (ラフプレー)

       立ち上がりから、#21長崎が猛威をふるった。スピードを活かした得意の裏への飛び出しで、8分、相手キーパーがたまらずファールを犯し一度目の警告をうけると、16分には同じくスルーパスからあっさりと先制。再三の飛び出しが19分には二度目の警告を誘い、相手キーパーを退場へと追い込み、はやくも試合の大勢を決定付けた。
       ディフェンスが乱れる場面や、攻撃が淡白になる時間帯が若干みられたものの、終始成蹊ペースといっていい内容で前半を折り返す。

       後半開始直後の47分、左からのフリーキックを帝京大9番が押し込み同点にされてしまう。苦手の時間帯での失点にペースを乱した成蹊は、、中盤がバランスを崩しルーズボールの確保が出来なくなり、10人の帝京大に対して膠着状態となる。63分にはバックパスのミスから、DFとの1対1とされる大ピンチも招いた。
       その重苦しい雰囲気を一掃したのは、64分の#24平山の一発だった。右サイド#31渡辺からの大サイドチェンジを、抜群のトラップから素早く振りぬいたボールは、ゆっくりとしたスピードで、あざ笑うかのようにキーパーの頭上を抜き、ゴールへと収まった。
       その後は、左サイド相手25番のスピードや、2トップの9番・31番のパワフルな攻撃に苦しめられる場面もみられたものの、特に危なげもなく試合を進め、2−1で勝利を収めた。

       今回、まず大きかったのは、早い時間帯に相手GKが退場になったことだろう。数的なアドバンテージは随所に表れ、特に終盤には運動量という点ではっきりとみてとれた。同点の状況で、押し込まれる場面でも不思議と落ち着いてみていられたのもおそらく、常に数的有利であることへの安心感からだったのだろう。
       #33斎藤がいつものトップ下から一つ下がってプレーすることで、懸念された#23国府田不在の穴も問題なくうめていた。チームとして、激しいプレスからのはやい攻めも健在で、相手GK退場以前の数的同数の状況でも、中盤を制し、相手を圧倒する場面が多くみられた。
       GK#1中村友も試合ごとに安定感が増している感があり、この日も再三の好セーブで失点の危機からチームを救った。
       
       同じ3-5-2をしき、高い位置でのディフェンスとシンプルなパス回しからのはやい攻めを得意とする、よく似たチーム同士の対戦ゆえに、格下の成蹊にとって難しいゲームとなることが予想されたこのゲーム、1点差ゲームとはいえ、決勝戦という舞台にも関わらず、今大会では一番楽なゲームであったように感じられた。
       不可解なのは、前の試合でDFリーダーとして日体大の攻撃を完全に封じ込めていた帝京大リベロ6番の途中出場。事実、彼が投入された42分以降、帝京大のディフェンスは明らかに統率を取り戻し、成蹊の攻撃が序盤に比べて制限されていた。攻撃面でも、最後尾からの前線・中盤へのフィードがリズムを生んでいた。もしスターターとして出場していたならば、また違った結果となっていたかもしれないと思った。
       また、審判の厳しめの判定も今回は成蹊にとって有利にはたらいた。但し、成蹊よりであったり、一貫しないあやふやなジャッジであったという訳では無かったと思われることは付け加えておきたい。あしからず。
       しかし、この日も「成蹊のサッカー」を展開できたことが何よりの勝因であって、上に記した事項もその材料の一つにすぎないと考えたい。


       最後になりましたが、貴重な休日にご足労いただき、暑い中応援していただきましたOB・OGの皆様、本当に有難うございました。この勝利に満足せず、次の春季対抗戦、関東選手権、そして秋のリーグ戦と最高のパフォーマンスをお見せできますよう、一同なお一層の努力をしてまいります故、これからも温かく見守っていただきたく重ねて宜しく御願いいたします。

      2002.4.28 関東選手権予選準決勝 vs國學院大学

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        4月28日(日)関東選手権予選Aブロック準決勝は日体大Gに於いて、國學院大学との対戦でした。

         スターティングメンバー
        GK  1 中村 友彦 (4年 上溝高)
        DF  30 海老名 晃成 (3年 都立大付属高)
             3 高橋 徳真 (3年 清水東高)
            32 春日 大由 (3年 川越東高)
        MF 23 国府田 直昭 (3年 竹園高)
            36 高橋 英俊 (3年 石神井高)
            31 渡辺 浩輔 (3年 川和高)
            24 平山 毅 (3年 FC町田ユース)
            33 斎藤 隆也 (3年 足立学園高)
        FW  9 松村 徹也 (3年 桐蔭学園高)
            21 長崎 哲平 (3年 成蹊高)
         得点経過
        30分  21 長崎 哲平
        34分  ---國學院大---
        49分  33 斎藤 隆也
        83分  23 国府田 直昭
        90分  ---國學院大---
         交代
        68分  11 中村 直樹 (4年 八千代松蔭高)   >23 平山 毅
        76分  10 上山 智亮 (1年 都立駒場高)※   >21 長崎 哲平
        85分  8 藤田 隆史 (4年 駿台学園高)    >33 斎藤 隆也
         警告
        13分  24 平山 毅 (ラフプレー)
        55分  23 国府田 直昭 (ラフプレー)*
        59分  9 松村 徹也 (ラフプレー)
         * 23 国府田:累積警告により決勝戦は出場停止

         激戦が続く疲労からか、トレーニング中に主将・橋本が腰を痛め欠場。副将・中村直も足の痛みを訴え、大事をとってベンチスタートとなった。
         この大会中、攻守の要としてそれぞれ不動のスターターだった二人の不在の影響が懸念されたその立ち上がり、はやくも不安が目に見える形で表れてしまう。前の試合で完璧ともいえたボールへのアプローチが精度を欠き、DFラインも乱れがちとなり、いい形でボールが奪えない為に攻撃の形らしきものが出てこない。
         全体がようやく落ち着きを取り戻し始めたのは10分頃から。きっかけは9分、#21長崎の抜け出しから#9松村がシュートを放ったプレー。相手キーパーの好セーブで得点には至らなかったものの、ひとつ成蹊得意の形からのシュートが出たことが積極性につながった。30分、中盤高めでの#23国府田のチェックによってこぼれたボールを#36高橋英がダイレクトで前線の#21長崎へ。抜け出した#21長崎がGKとの1対1を冷静に決めて先制した。
         しかし、34分、相手スローインから、ペナルティーエリア内の相手3番がダイレクトで中央へ流したボールがゴール前の11番に繋がり同点にされてしまう。やや相手ペースのまま、前半はイーブンで折り返す。

         1点は奪ったものの、前線・中盤・DFラインの3列の連携がどこかぎこちなく、ペースに乗り切れない。オフェンス面では単発の攻撃が目立ち、ディフェンスではアプローチの遅れから中盤の選手が一発で抜かれてしまい度々ピンチを招いていた。また、相手のラインが深めなこともあり、攻めあがったあとの中盤とDFラインの間にスペースができてしまい、カウンターからのピンチが何度もあった。

         後半4分、中央やや遠めから#33斎藤が放ったシュートが決まり2-1。前に出たキーパーの上を鮮やかに抜いたこのゴールは、先の見えないゲーム展開の中で大きな意味を持った。
         中盤から前の選手に疲れの見え始めた68分、#11エース中村直、76分にも#10上山を投入して突き放しにかかる。78分、その#10上山の最初のプレー。右コーナーポスト付近でボールを受けると、ゆっくりとしたボールキープから突如スピードアップ、DFの股を抜いてファウルを誘った。81分にも中央でボールを受けると敢然とドリブルを開始、飛び出したDFの間隙をついて右前方の国府田へ絶妙のスルーパスを通し、決定機を演出した。
         この選手交代が功を奏したのか、終盤になってようやく本来のシンプルなパスゲームが見られ始めた。83分、#9松村のポストプレーからボールを受けた#23国府田が得意の個人技でDF、GKの二人を難なくさばくと、あとは無人のゴールへと流し込み、貴重な追加点を挙げた。それでも國學院大は90分、13番のゴールで1点差に詰め寄ると、ロスタイムに入ってもなお猛攻を仕掛ける。何かが起こりそうな嫌な雰囲気ではあったが反撃もここまで。3-2で辛くも逃げ切った。

         成蹊ペースの時間帯を振り返ると、キーとなっていたのは#9松村、#33斎藤らのフォアチェックと、それに連動した中盤のプレスであった。しかしながら、ゲームを通じて流れをいまひとつ掴めず、リードしていてもどこか安心できない展開が続いた。前の試合でみられた非常にコンパクトで、流動的でありながらよくバランスの取れた理想的な中盤は影を潜め、そのわずかに崩れたバランス、アプローチの一瞬の遅れが3つの警告という形で表れたのかもしれない。
         ラインのコントロール能力に加え、競り合いや1対1での絶対的な強さ、的確なカバーリング。#3高橋徳のディフェンス力が今回の一番の勝因だと思う。#21長崎の勝負強さには今回も驚かされた。派手さこそないが、#1中村友の堅実なゴールキーピングも光っていた。また、苦しいゲームの中で、結果として常に先手を取ることが出来たことが今回の勝利につながったのではないだろうか。
         いずれにしても、今期同じ2部リーグを戦う國學院大に、しかもアウェーで勝利したことの意味は大きい。前半の問題点を後半にはいくらか修正できていたことも今後に向けて明るい材料だ。

         同格以上の相手との対戦が続く今大会、ここまでの成蹊の戦いにおいては -いかにいい形で奪い、そこからいかにシンプルで速い攻撃を仕掛けるか- ということがポイントになっているようにみえる。実際、対専修大戦のように、それがうまく機能したときには素晴らしいサッカーができていた。そこで鍵を握るのは、まず第一に個々の運動量。そして、これまで目指してきた以上にレベルの高い「パスゲーム」である。
         秋のリーグ戦も同格以上の相手との対戦が続く以上、長い時間ボールを支配し続けることはあまり期待できない。故にディフェンスから組み立てていけるこの戦い方をいかに突き詰めてゆくかが1部昇格のポイントとなるのではないか。
         また今回のように、故障や累積警告による出場停止等による欠場者が多くなることが大いに予想されるため、ベンチ以下バックアップチームのレベルアップが急務である。
         最近の好調で今年の「成蹊のサッカー」が少しづつみえてきた。次の対帝京大戦、厳しい戦いを強いられることは間違いないだろうが、ここまできたら、是非とも優勝で飾りたい。

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        ※ 10 上山 智亮 [かみやま ともかづ]
        FW/MF 172cm 65kg 利き足:右  1年
        都立 駒場高校 出身
        主な経歴:高校総体出場、高校選手権東京都予選Aブロック準優勝

           基本技術の高さ、アタッキングゾーンにおける積極性とゴール前の冷静さからはストライ
           カーとしての能力の高さがうかがえる。視野の広さと決定力も併せ持つ1.5列目の選手。
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        2002.4.21 関東選手権予選第三回戦 vs専修大学

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          4月21日(日)関東選手権予選第3回戦はホーム成蹊大Gに於いて、専修大学との対戦でした。

           スターティングメンバー
          GK  1 中村 友彦 (4年 上溝高)
          DF   橋本 健吾  (4年 成蹊高)
               3 高橋 徳真  (3年 清水東高)
              32 春日 大由  (3年 川越東高)
          MF 23 国府田 直昭 (3年 竹園高)
              36 高橋 英俊  (3年 石神井高)
              31 渡辺 浩輔  (3年 川和高)
              24 平山 毅   (3年 FC町田ユース)
              33 斎藤 隆也  (3年 足立学園高)
          FW  9 松村 徹也  (3年 桐蔭学園高)
              11 中村 直樹  (4年 八千代松蔭高)
           得点経過
          20分  3  高橋 徳真
          23分  32 春日 大由
          29分  9  松村 徹也
          49分  ---専修大--- 
           交代
          77分  21 長崎 哲平 (FW 3年 成蹊高)     >9 松村 徹也
          85分  7 阿南 晃介 (MF 1年 石神井高)※  >31 渡辺 浩輔
          90分  8 藤田 隆史 (FW 4年 駿台学園高)  >24 平山 毅

           序盤、気負いからか専修大の前線からの厳しいプレスの網にことごとくかかり、相手ペースで試合が進む。しかし、攻め込まれながらも、粘り強いディフェンスで決定的なチャンスはつくらせない。20分、中盤のプレスからの素早いフィードで抜け出した#11中村直が倒され、中央25m付近、絶好の位置でFKのチャンスを得る。#3高橋徳の火の出るようなシュートはクロスバーを強襲、ほぼ真下に跳ね返るとゴール上隅のネットに突き刺さった。
           耐えに耐えてようやく得たワンチャンスを確実に得点に結びつけた成蹊は、完全に主導権を掌握。続く23分、左からのFKに合わせた国府田のシュートのリバウンドに#32春日がつめて2-0。さらに29分、#9松村がポストプレーで起点となり、右オープンで再びボールを受けると巧みなドリブルでペナルティーエリアに侵入。やや体勢を崩しながら、決して得意ではない左足で放ったシュートは鮮やかな軌道を描いてゴール左上隅へと吸い込まれた。
           その後も一進一退の攻防の中、いくつかのピンチこそあれ失点は許さず、3-0という思いがけないリードで前半を折り返す。

           後半、立ち上がりの49分、CKがファーに流れたボールを専修大#8が押し込み、3-1。格上相手に嫌な時間帯での失点、前半から張り詰めていた集中の糸が切れ、一気に崩れてしまいかねないこの状況に、成蹊大イレブンはしかし動じない。決して受けにまわらず攻めの姿勢を保ち、勇気を持ってDFラインから前へと押し上げ続ける。
           この後は、両チーム全くの互角。中盤での激しい奪い合いから、互いの持ち味を生かし果敢に攻撃を仕掛けるものの、結局ノーゴール。3-1で成蹊が番狂わせともいえる勝利を挙げた。

           初戦の対朝鮮大戦に続く好ゲーム、激しいながらもラフプレーの少ない気持ちのいいゲームに見えた。両チームともに非常に中盤がコンパクトで、そこからの速い攻撃が特徴的だった。

           専修大のオフサイドの多さが示すように、特に成蹊は#3高橋徳を中心とした積極的かつ緻密なラインコントロールによって相手の攻撃の芽を早い段階で摘み取っていた。また前述の通り、高い位置でのディフェンスは攻撃のスピードも生みだした。このラインコントロールも、中盤の選手、特にボランチの二人#23国府田・#36高橋英とトップ下#33斎藤の迅速なボールへのアプローチがあってこそのもので、それを可能にしたのは、しっかりとパスコースを限定させたFWの二人の前からのディフェンスであったともいえる。
           相手24番の圧倒的な高さに苦しめられる場面も度々見られたが、競り合いに負けてもそのセカンドボールにしっかり対処して被害を最小限に食い止めていた。ゴール前の場面でもシュートに対して誰かがしっかりと体を寄せて対応できていた。それでも打たれてしまったシュートはどうしてもあったが、GK#1中村友の好セーブなどもあり最小失点に抑えることができた。ピンチの数に対して決定的なものが比較的に少なかったのは、集中した、高いレベルのディフェンスができていた何よりの証拠だろう。

           オフェンス面では、2トップのいい意味での「ムダ走り」が中盤にスペースを作り出し、攻撃のリズムを生み出していた。オフェンスの選手が決して同じラインに並ぶことがなく、流動的に、バランスよくポジションを取れていたこともあり、いわゆる2列目からの飛び出しも頻繁にみられ、得点には至らなかったものの、DFのフィードから直接1対1の決定機に繋がる場面もあった。

           中盤の激しさ故に、流れるようなパス交換とはいかなかったが、守備と攻撃が表裏一体となった理想的なサッカーが出来たのではないだろうか。守備から攻撃に、攻撃から守備に移る際、最も長い距離を走ることを要求されるウイングバックというポジションの2人、31渡辺・24平山が攻守両面で貢献していたことも特筆すべきだろう。前半から積極的に動き回り、その上で90分フルに戦い抜いた#11中村直のプレーも印象的だった。特に、ボールに触れずに体を揺らすフェイクだけでDFを抜き去った26分のプレーは圧巻だった。

           専修大#10の怪我による欠場は有利な材料であったことは間違いない。また、専修大の油断もおそらくあったことだろう。しかし、それらの好材料を生かしたのは成蹊の選手たちであり、生かすことができる能力と高い集中力、そして全てのプレーのベースとしての豊富な運動量があったからこそである。前半の3連続得点のように、流れをつかんだときの勢いは凄まじいものがあった。交代の選手も含めた全員が、その持てる力の全てを出し切った、そんなゲームであったように思える。最近一年の中では間違いなくベストゲームだと断言できる。もちろん課題が無い訳ではないが、今後に向けてこの結果を自信につなげ、決して浮かれることなく前進していきたい。

           
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          ※ 7 阿南 晃介 [あなん こうすけ]
          MF 169cm 58kg  1年
            都立 石神井高校 出身
          主な経歴:東京都第5地区選抜

              独特のリズムとスピードに溢れた切れ味鋭いドリブルを武器とするアタッカー。
              高校時代はトップ下でプレーしていたが、今期は右アウトサイドでの出場が多くなりそうだ。
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          2002.4.14 関東選手権第二回戦 VS朝鮮大学

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            今年度より試合内容の報告をさせて頂くことなりました、二年生の梅本健次郎と申します。簡単ではございますがこの場をお借りしてご挨拶にかえさせて頂きたいと思います。宜しく御願いいたします。

            4月14日(日)関東選手権予選第二回戦はホーム成蹊大Gに於いて、朝鮮大学との対戦でした。

             スターティングメンバー
            GK 1 中村 友彦 (4年 上溝高)
            DF  橋本 健吾 (4年 成蹊高)
               3 高橋 徳真 (3年 清水東高)
               32 春日 大由 (3年 川越東高)
            MF 23 国府田 直昭 (3年 竹園高)
               36 高橋 英俊 (3年 石神井高)
               31 渡辺 浩輔 (3年 川和高)
               24 平山 毅  (3年 FC町田ユース)
               33 斎藤 隆也 (3年 足立学園高)
            FW 9 松村 徹也 (3年 桐蔭学園高)
               11 中村 直樹 (4年 八千代松蔭高)
             交代
            FW 8 藤田 隆史 (4年 駿台学園高) >9松村 徹也
            FW 21 長崎 哲平 (3年 成蹊高) >36高橋 英俊

             開始直後の1分、中央でボールを受けた 33斎藤が右に流れて再び中央の 9松村へ絶妙のスルーパス。おしくもキーパーに阻まれるが、浮き足立つ朝鮮大に対し、たたみかけるように猛攻を仕掛け、6分には右コーナーキックからの混戦でこぼれたボールに反応した 11中村(直)のシュートが 23国府田をかすめ、そのままゴールイン、先制した。しかし、少し前がかり気味なせいか10分ごろから、徐々に朝鮮大のカウンターアタックが見られるようになり、ペースを取り戻し始めた朝鮮大に対しボール支配率でも互角になる。その後は両チームそれぞれいくつかの見せ場をつくりだしたものの、得点には至らず前半を1−0で折り返す。
             前半、朝鮮大は高い位置でのプレスで奪ったボールをシンプルなパス回しからサイドのオープンスペースに展開しクロスボールを放り込むスマートな攻撃が多数見られた。その中でも局面におけるフィジカルの強さはやはり光っていた。対して、成蹊大はパスゲームというには少し物足りない内容であった。ただ、相手の高いディフェンスラインの裏への 3高橋(徳)のフィードや、そうしたボールに対する 9松村、33斎藤らのチェイシングは非常に効果的であった。また、多くのピンチを迎えながらも無失点に抑えたDF陣のゴール前での踏ん張りも特筆すべき点だろう。
             後半、9松村に代わり8藤田を投入。その立ち上がりの52分、中央40メートル近くあろうかという位置からの朝鮮大18番の美しいロングシュートが決まり同点となると、これを合図に試合は大きく動き始めた。さらに53分、54分と立て続けに朝鮮大10番に決められ1−3となる。しかし、成蹊大も11中村(直)、8藤田の4年生コンビを中心に必死の抵抗。20分、11中村(直)から8藤田へのスルーパスが相手DFのミスを誘い、2−3となる。記録こそオウンゴールだが、8藤田がかけた執拗なプレッシャーが生んだともいえるこのファインゴールで完全に傾いていた流れを一気に引き戻し、69分、24平山の左からのカーブのかかった素晴らしいFKに3高橋(徳)が合わせ同点。そして88分、オフサイド気味に抜け出した途中出場21長崎の折り返しを8藤田が押し込んで遂に再逆転に成功した。その後も、壮絶なぶつかり合い、削り合いを終了まで戦いきり、救急車まで出動 (朝鮮大の選手が負傷退場) する熱戦を勝利で飾った。
             随所に高い技術がみられたとはいえ決して美しいとはいえないゲーム、特に後半はかなりラフなゲームではあったものの、両チームのあきらめない姿勢、勝利への意志が伝わってくるような、死闘とよぶにふさわしい好ゲームであったように思える。今年度最初のゲームを、ある意味で最高の形で飾れたのではないだろうか。この勝利をこのあとのゲーム、さらには秋のリーグ戦へとつなげていってほしい。

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